【宮城1泊2日モデルコース】東北を代表する城下町＆温泉＆食を満喫する旅

JR仙台駅から仙台観光シティループバス「るーぷる仙台」に乗車、瑞鳳殿前バス停で下車。7分ほど歩いて最初の訪問地「瑞鳳殿」へ。

こちらは仙台藩祖である伊達政宗公の霊廟で、周辺には第2第藩主忠宗公の霊廟である感仙殿など伊達家の霊廟や付属資料館もあり、一帯が「経ヶ峯伊達家墓所」として仙台市の史跡に指定されています。
豪華絢爛な装飾が施された瑞鳳殿は、もとは寛永13年（1636）の政宗公の没後、翌年に建てられたものでしたが、昭和20年（1945）の仙台大空襲により焼失、昭和54年（1979）に再建されたものです。以前の建物を踏襲しており、その極彩色の装飾は、見応えもたっぷり！

続いて訪れるのは、「青葉城」とも呼ばれる仙台城跡。瑞鳳殿前バス停からるーぷる仙台（青葉方面）に乗車して仙台城跡バス停で下車します。

市街地を一望することができる高台にある仙台城跡。伊達政宗公の命により築城された仙台城があった場所一帯を公園として整備。現在も石垣や再建された大手門の脇櫓などを見ることができます。
また公園のとなりにある青葉城資料展示館では、城の歴史を学ぶことができるほか、VR機材を使った「仙台城VRゴー」を楽しむことが可能。仙台城の面影を視覚化する貴重な体験ができます。

仙台城跡を散策したらお腹もペコペコ。ランチは、仙台城本丸跡にほど近い「伊達の牛たん本舗 青葉城店」へ。仙台を訪れたらぜひ食べておきたいご当地グルメ「牛たん」をいただきます！

宮城県内に7つのレストランを展開する牛たんの専門店。こちらでぜひいただきたいのが、看板商品の「芯たん」。たん元から10〜15cmほどの柔らかい部分を指し、伊達の牛たん本舗の商標登録にもなっています。この芯たんを、2枚4切〜4枚8切までセレクト可能な「極厚芯たん定食」で、職人の手によって焼き上げた牛たんを味わいます。

仙台のご当地グルメに舌鼓をうったあとは、杜の都・仙台を象徴する目抜き通りへ。仙台城跡バス停からるーぷる仙台（仙台駅前行き）に乗車して約30分、メディアーク前バス停で下車します。

4列のケヤキ並木が約700ｍ続く定禅寺通は、仙台のシンボルロードとしても知られています。新緑や紅葉など季節ごとに表情を変える木々も美しく、道路中央の遊歩道は散策にもぴったり！

定禅寺通り散策の途中にぜひ立ち寄りたいのが、KANEIRI Museum Shop6。定禅寺通りでもひときわ目を引く、全面ガラス張りの建物が特徴的な複合文化施設「せんだいメディアーク」内にあるミュージアムショップです。建築、デザイン、アート、地域カルチャーにまつわる書籍をはじめ、東北の伝統工芸品、クリエーターによる作品などが並び、アート好きにはたまらない空間に。お土産選びも楽しめます。

定禅寺通を散策しつつ、仙台駅へ。仙台駅構内、エスパル仙台東館にあるアグリエの森 ミッテでカフェタイムです。

仙台市の老舗茶屋「お茶の井ケ田」の新ブランド。店内に工房を完備、ずんだソフトやずんだパフェ、飲むずんだ（シェイク）など、ずんだスイーツを提供しています。飲むずんだは、タピオカやわらび餅をトッピングすることも可能。新食感が楽しめると評判です。
また、井ケ田の人気商品「喜久福」なども販売しているので、カフェタイムとあわせてお土産選びも楽しみます。

ずんだスイーツを満喫したら、宿泊先へ移動！ 開湯から1000年以上の歴史を有する、仙台市西部を流れる名取川渓谷沿いに広がる温泉街・秋保温泉に向かいます。今回の宿、仙台秋保温泉 ホテル瑞鳳へは、駅から出ている無料送迎バスを利用。40分ほどでホテルに到着します。

仙台秋保温泉 ホテル瑞鳳は、美しい日本庭園にタイプの異なる6つの露天風呂をもつ秋保温泉人気の宿。数寄屋造りの和室など多彩な客室でのんびりとくつろぐことができます。旅のお楽しみのひとつ、朝夕の食事は2017年にリニューアルされたレストラン「seasons」でビュッフェスタイルでいただくことができるのもうれしいポイント。通年利用可能な屋内温泉プールなどもあり、贅沢な旅のひとときを過ごすことができます。

ホテルから徒歩10分。約2kmの渓谷には巨岩や奇岩が連なっています。その間、約650ｍは散策路が整備されており、恋人の聖地にも認定される「覗橋♡ハート」と呼ばれるハート型のくぼみがある岩や、人の顔のように見える「奇面巖」など見どころが点在。新緑や紅葉など、季節ごとに異なる景観を楽しみつつ、散策を楽しむことができます。

渓谷散策を楽しみつつ、二口街道沿いにある世界でも珍しい万華鏡専門の美術館「仙台万華鏡美術館」へ。

世界でも珍しい万華鏡コレクションの展示はもちろん、こちらでぜひ挑戦したいのが体験コーナーでの万華鏡手作り体験！ 好きな筒にビーズを選んで入れるだけの「かんたん体験」のほか、約3.5cmの小瓶の中にビーズを入れてオイルタイプの本格的な万華鏡を作る「着せ替え万華鏡体験」が可能。世界で一つだけのオリジナルの万華鏡は、旅の思い出にもぴったりです！

万華鏡の世界にどっぷり浸かったあとは、美術館から歩いて10分ほど移動、江戸時代の古民家をリノベーションした体験型カフェレストラン「アキウ舎」へ。

「Vintage」を大切にしたいという想いから生まれたアキウ舎。こちらでは秋保を中心に収穫された地場産の野菜と、旬の食材を使ったランチやスイーツを楽しむことができます。店内外にはさまざまなアンティーク製品やヴィンテージアイテムが置かれており、心地よい空間で食事を楽しむことができるのも魅力です。

食事を楽しんだあとは、15分ほど歩いて秋保・里センターバス停へ。そこから仙台西武ライナーに乗車、30分ほどで仙台駅前バス停へ。仙台駅西口から続くペデストリアンデッキから徒歩2分の位置にある複合ビル「AER」に到着です。

こちらでの目的は、最上階31階の「AER31階展望テラス」です。西側と東側の2か所を展望テラスとして無料開放されています。西側からは東北随一の街・仙台市街地が、東側からは仙台平野と太平洋を見渡す雄大な景色と、趣の異なる景観を楽しむことができます。20時まで開放されているので、夜景を目的に訪れるのもおすすめです。

絶景を満喫したあとは、仙台駅から仙台空港アクセス線に乗車、名取駅からはバス・名取市コミュニティなとりん号閖上線に乗ってかわまちテラス閖上前バス停で下車。名取川沿いに佇む閖上のランドマーク「かわまちテラス閖上」に到着！

今回の旅の最後に訪れるのは、長屋のように並ぶ建物に、フードコートやスイーツショップ、直売所などバラエティ豊かなショップが集結する人気の観光スポット。名取市の特産品を使った地元ならではのメニューが味わえるレストランをはじめ、眺めのよいカフェや広場もあり食を楽しみつつゆったりと過ごすことができます。農産品や水産品が揃うショップもあるので、お土産選びも楽しみたいですね。