【千葉1泊2日モデルコース】個性豊かな絶景を求めて房総半島ドライブ

【千葉1泊2日モデルコース】個性豊かな絶景を求めて房総半島ドライブ

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筆者 : mizutama_renga
監修 : GOOD LUCK TRIP

国内有数の国際空港・成田国際空港があり、日本旅行の玄関口としても知られる千葉県
三方を海に囲まれた自然豊かなエリアで、長く美しい海岸線が続き海水浴場としても人気の「九十九里浜」や、国内有数の良港として知られる「銚子港」、絶景スポットとして話題の「乾坤日本寺」など魅力的なスポットが多数!
今回は都心から「東京湾アクアライン」を利用して、千葉県の絶景スポットを巡るドライブ旅をご紹介します。

Day1:都内からドライブスタート!

旅の初日は、都心から千葉県へ向けて出発! 絶景を探すドライブ旅のはじまりです。

東京湾に浮かぶパーキングエリア「海ほたるPA」で絶景&グルメを堪能!

神奈川県川崎市と千葉県木更津市を、東京湾の中心部を通って繋ぐ東京アクアラインをドライブ! 途中、立ち寄りたいのが全長650mの人工島にあるパーキングエリア「海ほたるPA」。足湯や土産物が並ぶショップなどさまざまな施設が揃っています。こちらでは、少し早めのランチタイムを。ご当地グルメが味わえる飲食店もあるので、どこにするか迷ってしまいそう。
食後は川崎側・木更津側ともに設置される展望デッキからの眺望を楽しんだり、足湯に浸かってひと休みもおすすめです。

東京アクアラインの途中にある、全長650m人工島のパーキングエリア
東京アクアラインの途中にある、全長650m人工島のパーキングエリア

県内最大級のダム湖「亀山湖」で自然散策!

海ほたるPAを出発。約1時間ほどのドライブで訪れるのは、千葉県最大のダム湖「亀山湖」。房総半島の奥座敷としても知られるスポットです。

周囲を豊かな自然に囲まれた亀山湖は、春の桜や秋の紅葉をはじめ四季折々の美しい自然景観を楽しむことができます。周辺には湖畔公園も整備されているので、のんびりと散策を楽しみます。ボートハウスもあるので、ボートで湖上遊覧もおすすめですよ。

春は湖畔に咲く桜をボートから鑑賞することもできる
春は湖畔に咲く桜をボートから鑑賞することもできる

差し込んだ光がハート型に見える「亀岩の洞窟」で知られる「清水渓流広場」へ!

亀山湖で自然を満喫したら、車で15分ほど移動。続いて訪れるスポットは近年SNSで話題となった「亀岩の洞窟」がある「清水渓流広場」です!

夏はホタル、秋は紅葉が楽しめる自然公園で、なかでも太陽の光が洞窟に差し込み、水面に反射してハート型が浮かび上がる「亀岩の洞窟」で有名なスポットです。きれいなハート型は、なかなか出会うことができない貴重なもので、3月と9月のお彼岸時期、晴れた日の早朝の時間帯が、確率が高いそう。
亀岩の洞窟の少し先には「幸運の鐘」など見どころも点在。散策も楽しめます。

さまざまな条件が揃った時に見ることができる神秘的な光景
さまざまな条件が揃った時に見ることができる神秘的な光景

2023年にオープンした話題の「Kamogawa SEASIDE BASE」へ!

続いて訪れるのは、海沿いに佇むロケーション抜群の商業施設「Kamogawa SEASIDE BASE」。亀山湖から20分ほどのドライブで到着です!

前原海水浴場内に位置するこちらは、千葉県の地産地消グルメが満喫できるほか、施設オリジナルパッケージのお土産が購入できるショップなど多彩な店舗が集結。こちらでは、オーシャンビューテラスを完備したカフェや、シトラス&チーズがコンセプトのスイーツショップなど、カフェタイムにぴったりのお店も。眼の前に広がる太平洋を眺めつつ、ドライブの疲れを癒やしちゃいましょう。

太平洋を一望するテラスもあり、海を身近に感じることができる
太平洋を一望するテラスもあり、海を身近に感じることができる
定番カフェメニューから多国籍料理まで揃うカフェでひと休み
定番カフェメニューから多国籍料理まで揃うカフェでひと休み
新鮮な野菜なども揃うショップでお土産選びも
新鮮な野菜なども揃うショップでお土産選びも

全室オーシャンビューのリゾートホテル「鴨川グランドタワー」に宿泊

「Kamogawa SEASIDE BASE」でグルメとオーシャンビューを満喫したあとは、車を10分ほど走らせて、この日の宿泊先「鴨川グランドタワー」へ。

真っ白な外壁にプールも付いてリゾート感満載の33階建の高層コンドミニアムで、全室が開放感あふれるオーシャンビュー! 室内には、電子レンジや冷蔵庫はもちろん調理器具まで揃ったキッチンを完備。「Kamogawa SEASIDE BASE」などで購入した食材を自分で調理することも可能です。
館内2Fの大浴場のほか、隣の「鴨川グランドホテル」内の温泉も無料で利用できるので、旅の疲れをゆったりと癒すことができるのもうれしいポイントです!

窓の外に広がる太平洋を一望することができる
窓の外に広がる太平洋を一望することができる
お風呂に浸かりながら絶景が楽しめる2階の大浴場
お風呂に浸かりながら絶景が楽しめる2階の大浴場
リゾート感あふれるホテル外観
リゾート感あふれるホテル外観

DAY2:2日目のはじまりは、勝浦港近くで開催される朝市から!

2日目はホテルから早めにホテルをチェックアウト。車で約35分、勝浦港近くで開催される朝市へ向かいます。

日本三大朝市の一つにあげられる「勝浦朝市」を散策

1591年から430年以上、勝浦で開催されている人気の朝市。石川県輪島朝市岐阜県の高山朝市とともに、日本三大朝市のひとつにもあげられる有名な朝市です。

新鮮な魚介類や産地直送野菜が並ぶほか、お土産にもぴったりの干物なども揃うので、のんびりお土産探しをしてみてはいかが。また、朝市の近くにはご当地グルメを味わうこともできるので、朝ご飯はこちらでいただくのもおすすめです。

新鮮な魚介類が豊富に並ぶ
新鮮な魚介類が豊富に並ぶ
出店者とのコミュニケーションを楽しみつつ市場散策を楽しもう
出店者とのコミュニケーションを楽しみつつ市場散策を楽しもう

断崖に立つ九十九里浜最南端にある白亜の灯台「太東埼灯台」へ

朝市を楽しんだら、海沿いドライブを楽しみつつ車で約45分。千葉県南東部いすみ市にある白堊の灯台「太東埼灯台」を訪れます。

九十九里浜の「北の玄関口」とも称される太東埼に佇む白亜の灯台は、高さ15.9mで、円形中型。そのフォルムと色合いは青い空や海に映え、フォトジェニック! 灯台のある広場からは太平洋の水平線も一望することができます。
灯台周辺に咲くスカシユリや水仙など季節の花々も美しく、訪れる季節によって異なる景観で楽しませてくれます。

木々に囲まれて美しく佇む白亜の灯台
木々に囲まれて美しく佇む白亜の灯台

九十九里浜名物“焼きはまぐり“が美味しいと評判の「海食堂九十九里倉庫」へ

そろそろお腹もペコペコ。次はお楽しみのランチタイム! 太東崎灯台から車で約40分、水産加工場だった物件をリノベーションした、趣ある空間で海の幸を味わうことができる「海食堂九十九里倉庫」へ向かいます。

海食堂九十九里倉庫では、新鮮な魚介をテーブルに設置されたコンロで網焼きにしていただくスタイル。もちろん、九十九里浜の名物“焼きはまぐり”もいただきます! 広々とした店内の2階からは太平洋も一望することができ、ロケーションも抜群。ほかにもランチタイムには日替わり定食をはじめとする3種類の定食があるので、その時の気分に応じて選べるのが嬉しいですね。

身が大きく旨みが凝縮されているのが特長の千葉のはまぐりを網焼きで
身が大きく旨みが凝縮されているのが特長の千葉のはまぐりを網焼きで
水産加工場の大扉が目を引く、趣ある店構え
水産加工場の大扉が目を引く、趣ある店構え

自然がつくり出した絶景に感動! 「東洋のドーバー」ともいわれる景勝地「屏風ヶ浦」へ

新鮮な魚介にお腹も心も大満足したあとは、約1時間のドライブで、今回の旅の最後の訪問地「屏風ヶ浦」へ。海風を感じつつ車を走らせていくと、切り立った断崖の絶景が現れます。

約10kmにわたって続く、海抜約50mの断崖絶壁が、まるでイギリスのドーバー海峡のホワイト・クリフにも見立てられ、「東洋のドーバー」とも呼ばれる景勝地で、国の名勝と天然記念物にも指定されています。崖上には立ち寄ることができませんが、隣接する銚子マリーナからは遊歩道がのびており、こちらを散策しながら絶景を堪能することができますよ。

上の地層は約10万年前、下の地層は約300万年前から40万年前と言われる
上の地層は約10万年前、下の地層は約300万年前から40万年前と言われる
舗装された遊歩道を歩きながら屏風ヶ浦を崖下から安全に楽しもう
舗装された遊歩道を歩きながら屏風ヶ浦を崖下から安全に楽しもう

千葉1泊2日モデルコースのスケジュール

Day1

10:30
海ほたるPA
車で約1時間
13:00
亀山湖
車で約15分
14:30
清水渓流広場
車で約20分
16:00
Kamogawa SEASIDE BASE
車で約10分
18:00
鴨川グランドホテル

Day2

9:00
勝浦朝市
車で約45分
10:30
太東埼灯台
車で約40分
12:00
海食堂九十九里倉庫
車で約1時間
14:00
屏風ヶ浦

まとめ

都内を起点に、千葉県の個性豊かな絶景を訪れるドライブ旅はいかがでしたか?
千葉県は、豊かな自然や海山の絶景、アクティビティなど多彩な観光スポットがあるので、今回紹介した旅のほかにも楽しみ方は盛りだくさん!
旅の計画を立てる際には、日帰りではもったいない!魅力たっぷりの千葉を遊び尽くす旅行ガイドの記事もぜひ読んでみてくださいね。

mizutama_renga

筆者

旅行雑誌 編集

mizutama_renga

関西在住。京阪神を中心にお寺や美術館をめぐるのが好きです。